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広 010 000 001=2
神 002 001 01X=4 【広島】 ●佐々岡(6勝4敗)、佐竹、横山 【阪神】 ○中村泰(1勝0敗)、H安藤、Hウィリアムス、S藤川(8セーブ) 【本塁打】 金本12号(神)、シーツ12号(神)、金本13号(神) 中村泰がプロ入り初先発、そして初勝利をあげためでたい夜。 ヤス、おめでとーーーっ★ 金本アニキに2本の本塁打で、通算350号となっためでたい夜。 アニキ!350号おめでとーーーっ★ そして、球児が・・・神から人間に戻れた夜・・・ 球児!切ないけど、ありがとう。(T_T) 2時間45分、締まった短いゲームの中にも いろいろドラマがあって、心が忙しい一夜でした。 まずはヤス!なんと言ってもヤスでしょう。 去年は一軍で2試合(中継ぎで3イニングス)を投げて防御率9.00らしいが、 申し訳ないがその内容は殆ど記憶にない。(^^;) が、なんともこの可愛らしい気の弱そうな顔がどうにも気になって、 このコ大丈夫なんだろうか?と、ちょいと母性をくすぐられていた。(苦笑) ただ、キャンプ中のブルペンや紅白戦にオープン戦、 更には時々GAORA等で中継してくれるファームのウェスタンリーグを見るにつけ、 ああ、早く一軍のマウンドを見たいな〜と思わせるキラリと光る何かがあった。 「ビビリ症」らしいので、甲子園の先発登板なんて大丈夫か?と ドキドキしながら、親のように見守った虎党の皆さんもかなりいらしたようだ。(笑) まずは立ち上がり・・・そんな皆さんの心配も何のその! 大きく腕を振って、ハツラツとしていて、清々しかったですね。 大きく曲がるスライダーが武器とか。 なるほど、なるほど、初回からショートゴロ→ショートゴロ→ショートゴロで 鳥谷も今日は大忙しだな〜。(笑) 2回には流石に、先頭打者・新井に四球を出してしまって、 初めて走者を背負ったセットで焦ったのでしょうか? ボークを取られて、無死二塁のピンチになってしまう。 ここで、すかさず関本健太郎! すぐにマウンドに歩み寄り、一言声をかける。 今日初めて知ったのですが、このふたり中学校の同級生とか。 おおーっ!なんかこういうの好きだなー☆ 初めての大舞台で、頭真っ白になってる時に、 誰に何を言われても、真っ白なもんは真っ白のままだろうけど、 それが同級生ともなれば、なんとも心強いに違いない。 ヤスに限らず、こういう場面での健太郎のこういうシーンというのは、 最近、度々見られる。 今日もこの後、何度かそんなシーンがあったが、 そのタイミングの取り方が絶妙で、その後すべて効果を残している。 昨日の福ちゃんの時にもそういうシーンがあったし、 この間、球児が打たれた時もそうだった。 ホンマに気が利く男だな〜健太郎! 健太郎って、きっと自身もすごいセンシティブなんだろう。 この頃はずいぶんと落ち着いてきたが、一時期「チック」がひどかった。 繊細ゆえのきめ細やかさ・・・そういうのを持ってはんねんな。 それがチームメイトをいい方向に助けてあげている。 ちょっとステキだっ! 最近、また健太郎を惚れ直している。好きなひとが多くて困る。(^^;) 話はヤスに戻るが・・・ そんな健太郎の一言で、その後は注文通りの併殺打に打ち取るなど、 (その併殺の間の1失点はやむを得なかったが) 皆の心配をよそに、躍動感あふれるピッチングで、なかなかグーでしたねーっ☆ 顔はホントに一所懸命で、ちょっぴりアップアップな感もありましたが、 こういう「ひたむきな一所懸命さ」って、今のタイガースにないものだし、 その意味では他のナインたちにもいい刺激となったでしょう。 慣れて来たら、きっと堂々とマウンドで暴れてくれる投手となるのでは・・・ かなり楽しみです。 層が厚いはずなのに、久保田の一件で何気に「非常事態」となってしまった先発陣に なかなか楽しみな左の一枚が加わったのではないでしょうか? (お杉にも頑張ってもらいたいが、今はお杉よりもヤスの方がイケてる気がします。) そんな一所懸命な27歳の左腕を援護したのは「同期入団」(笑)の我らがアニキっ! 最初、お立ち台で「中村君とは同期入団なので・・・」と言ってるアニキに、 またまたーすぐそうやって笑いを誘おうとするんだからーっ! いくら「血液年齢23歳」でも、10歳違う相手にそれは図々しすぎるって!アニキ〜っ!と一瞬思いましたが、ああ、そうです。確かにタイガース入団は同期でしたね。(笑) 今宵も打線がつながらないと言ってしまえば、それまでの展開でしたが・・・ こういうHR祭り(?)も久々な感じで、それはそれで気持ちが晴れますっ! だってねー、今日はライトからレフトへかなり強風が吹いていて、 アニキが打てる条件とは逆なんですから! それなのに、それなのに・・・ 349号はセンターバックスクリーンへの見事な2ラン馬場チョップ! (C時代、ジャイアント馬場似の佐々岡投手のことを「馬場さん」と呼んでたらしい。) 350号はレフトスタンドへのキレイな一発! もうアニキに風は関係ないですねっ! いよいよアニキの季節到来という感じで、とにかく嬉しい2発でした。 アンディの12号も気持ちがすくような一発でしたね。 アナタガタのおかげで今のアニキもアンディもいるのです。 広島カープ様、ごめんなさい!そしてありがとう!って感じでした。 待望の連打でも、タイムリーでもないですが、 クリンナップに一発ドカンっ!これはこれでステキな勝ち方☆ こういうことから又、打線に刺激も与えるでしょうし。 4−1で最終回。 そらそうよ!誰も疑うことなく球児の出番。 気のせいかもしれないが、なんとなく、ホントになんとな〜くなんですが、 マスクが矢野ちんじゃなくてノグッさんの日って、 ちょっとだけ球児が投げづらそうに見えてしまっている今季。(私だけ?^^;) WBCの時もそれは感じたので、ノグッさんが悪いということではなく、 矢野さんは僕の気持ちわかってくれてる!という全幅の信頼があるのか? 矢野さんじゃないとダメって自分で思っちゃってるフシはないだろうか?と。 たぶん球児は回りが思う程「自分の凄さ」に気付いていないというか、なんというか・・・ 誰がマスクを被ろうと「オレ様、藤川球児サマ!」という自信に欠けるというか・・・ いや、ホントになんとなくそう見えてしまうわけで、実際どうなのかわかりませんが。 増してや、昨日、連続イニング無失点球団記録を塗り替えたばかり。 「記録にはこだわらない」と言ってても、周囲からの期待の眼差し光線が プレッシャーにならないはずがない。 栗原にライトヒットを許し(しかし、栗原はスゴイなー) 新井にも間一髪のライトフライ。 しかし、ここは中村豊のファインプレイでフライにしとめる。 ああ、豊がいる限り、ライトにならどんどん打ってくれても構わなくってよ! と、ちょっと思ってしまったが。(^^;) 天才前田には、昨日打ち損じてもらった同じコースへの直球がセンターヒットとなり、 (これはどう見ても、同じ失敗を繰り返さない前田、お見事☆なんですけど) 一死一、三塁のピンチを招いてしまう。 あーーーっ心臓に悪いわ!この展開。 これが久保田なら(引き合いに出して悪いが) 「ええよ!ええよ!あと2点までは許してもええからーっ!w」と 思って見てられるのだけど、 何が何でも失点してほしくない球児となると、 本当に息も吸えないほどに、緊張しながら見ちゃうわけで・・・ こんな時に限って、次は森笠かよ・・・(~~;) 森笠には「いい思い出」がない。 去年、痛恨のタイムリーを打たれた記憶はまだ鮮明だ。 まさか、まさか、あんな形で失点しようとは・・・ その森笠への3球目、すっぽ抜けた直球はバックネットを直撃っ!(>_<) 昨日もこんな一球があったけど、走者が三塁にいる時にやっちゃいけない一球だった。 暴投で連続無失点記録がストップ。 なんとも、なんとも切ない。泣くに泣けない・・・ いやいや、これで良かったのだ。 これで「何が何でも失点してはならない!」という呪縛から解き放たれただろう。 明日から、また、球児の球児らしい気持ちのこもった美しい投球を見られるのだから。 先週土曜日のこまちスタジアムで井川についた失点を、 球児の失点と早合点して一度、落ち込んでただけに、 私も思ったよりも凹まずにすんだ。 予行演習しといて良かったわー。(苦笑) かくして、藤川球児が神から人間に戻った夜。 球児よりもベンチの岡田さんの方が泣きそうな顔(^^;)して残念がってましたね。 そーゆー岡田さん、好きですよ。(笑) しかし、残念といえば、残念なんですが、なんというかホッとした。 それこそ、球児ならこのまま今季いっぱい無失点を続けてくれちゃう!くらいに 期待がどんどん膨らんでしまっていた。 私も含めてみんな、球児が人間だってこと忘れそうになってたんじゃないかなー? なんというか、球児の美しさにはいつも儚さが伴っていて、 このまま本当に無失点を続けていたら、 そのまま死んじゃうんじゃないかってくらいの怖さが混在していたんだもの。 肩を壊して、投手生命が・・・ということではなく、 今年のラストゲームを投げ終えた瞬間、マウンドでバタっ・・・みたいな 文字通り「死んじゃう」のではないか・・・って。 「美人薄命」とか言うアレです、そういう美しさなんだものー。(T_T) 球児が人間で良かった♪ これで、きっと来年ももっと上を目指す球児に会える! そう思えたワイルドピッチでした。 それにつけても関本健太郎。 ゲームセットの瞬間マウンドに駆け寄り、沈痛な面持ちの球児にまた一言。 そして、また球児が笑顔に戻る☆ 「オマエは神やない!人間や!」とでも言ったのだろうか???
by 39yano1228aap
| 2006-07-12 23:34
| トラネタ
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